最初の頃はなかなか眠れない日が何日か続きました。特に不安なことや悩み事があるわけではなかったのですが、布団に入っても眠れる気配がありませんでした。いざ眠れたとしても、2,3時間ほどで目が覚めてしまい、その後はすっかり目がさえてしまうことが多かったです。その後眠ろうとすればするほど、今度は緊張のせいかトイレも近くなり、それが余計に眠りを遠ざけてしまいます。
段々と眠れないことがストレスになり、それを紛らわそうと明け方までインターネットをしてしまったり、それでますます目がさえてしまいの悪循環に陥っていました。少しでも眠れるようにと寝る前にデパスのジェネリック品飲んだりしたのですが、あまり効果がありませんでした。あまり眠れていないためにそもそも体力が持たないこともありました。当然、仕事にも支障が出ますし、集中出来ないため日常生活ですら支障がでることもありました。
そんな生活が一ヶ月ほど続いたときだと思います。その日は大事な仕事の約束があったのですが、なぜかその日に限って良く眠れ、14時間も寝てしまい、約束をすっぽかしてしまいました。相手方の好意で許して貰った日の翌日から、なぜか今まで眠れなかった日々が嘘のように安眠することが出来ました。
私の場合は、不眠が治った理由も良くわからずじまいですが、今にして思えば心の底で何か不安な思いをしていたのかもしれません。約束をすっぽかしたのはもちろんまずかったのですが、それが眠れないストレスからますます眠れなくなる、という悪循環から抜け出すきっかけになったのではと思っています。